SUGOI-neにはラン菌が入っています。
SUGOI-neの栽培マニュアルには鉢の表面にラン菌の菌糸が発生すると記しております。
この菌糸は植える時期、環境条件によって発生しない場合があります。
宇井清太が新発見したラン菌は材木腐朽菌です。
キノコの一種です。
キノコの菌糸というのは、どういう環境でも激しく伸びるものではありません。
菌糸が鉢の表面に出ない次のような場合です。
1 潅水が足りない・・・・鉢の表面が乾燥。
2 空気が乾いているとき。
空中湿度が80から90%の・・・・梅雨時期でよく発生します。
さわやかな感じの季節、温室では表面に菌糸を見ることはありません。
春、秋の空気が乾燥する時期に植えた場合は、全然菌糸を見られません。
3 棚が30cmの高さでは菌糸は見られない場合が多いです。
通気が良い為です。
4 扇風機を廻した時。
5 風が当たる場所。
6 朝潅水の場合。
つまり、密閉した風呂場のような湿度でなければ、鉢の表面に菌糸が出ることはありません。
宇井清太の蘭園は地面にマットを敷いて、その上に鉢を並べて、夏は夕方潅水。
面積が大きいから、この状態では、鉢周辺の空気は長時間高い湿度になっているから菌糸は見える。
この状態でない場合、多くの場合梅雨期を除いて菌糸は見られない。
生油粕を与えた場合は、この生油粕に菌糸は大繁殖する。
SUGOI-ne源液を与えた後、生油粕を与えれば・・・・ラン菌の菌糸を目視できる。
注意。
鉢の表面に真っ白のラン菌の菌糸が出るのは「望ましい」ことではありません。
ラン菌の増殖が急激過ぎです!!
このような場合は「窒素飢餓」が起こります。
このような場合は、直ぐに尿素の液肥3000倍を与えて下さい。
2,3日間隔で与える必要があります。
生油粕をラン菌の「エサ」として与えると良いです。
植えた直後の7〜10日の毎日の潅水は、ラン菌の急激な繁殖を抑制するためです!!
緩やかなラン菌の繁殖を行うために、この期間多湿にするのです。
多湿気味にして、通気を良くすれば・・・・鉢の表面に菌糸が出ない状態で、
鉢の内部にラン菌が緩やかに静かに繁殖することになります。
栽培マニュアルにラン菌の菌糸のこと記しているのは・・・・・
梅雨の季節に植えた人は、この菌糸に「驚く」場合が多いからです。
菌糸を見ると・・・・病気を心配してしまうからです。
蘭の自生地は菌が主役の世界です。
蘭を枯らす病菌というのは・・・・非常に僅かな菌です。
ほとんどの菌は無害ですが・・・・。
ものすごく・・・・神経質な人が多いです。
ランの自生地には無数の微生物が生息し、材木腐朽菌だけでも何十種類もいる。
だから、特定な病害菌の繁殖が抑制され、ナンプ病などない。
SUGOI-ne栽培では、どんなに乾燥させても「オシボリ」の湿度以上乾燥させてはならない!!
この湿度がランとラン菌の双方にとっての最低限必要な湿度である!!
SUGOI-neに
ラン菌の菌糸が発生しない
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